2018年6月の労働安全衛生法施行令の一部改正により、墜落制止用器具(以下 安全帯)は、フルハーネス型を使用することが原則となりました。
当社では2015年7月よりすでに、全作業員がフルハーネス型安全帯を使用しており、作業する際に必要となる「安全衛生特別教育」も全作業員が修了しています。
また、2012年3月に策定された「足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱」で「足場の組立て等作業時においては『安全帯の二丁掛け』を基本とすること。」となっていることから、当社ではダブルランヤードタイプのフルハーネス型安全帯を導入し、現場作業時の二丁掛けを徹底しております。
2003年4月厚生労働省より「手すり先行工法に関するガイドライン」が策定されました。 手すり先行工法とは、足場の組立・解体を行う際、最上層に常に手すりがある工法を指します。 このガイドラインに準拠した部材(BX)を使用し、働きやすい安心感のある足場組立を行なっています。
- ◎据え置き手すりを使用することで、従来の足場よりも揺れが大幅に軽減されます。
- ◎据え置き手すりが斜材・中さん手すりを兼ねます。
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【BX据え置き手すりの組立手順】
【BX据え置き手すりの組立手順】
工事現場に設ける足場の安全規制強化を盛り込んだ改正労働安全衛生規則が2008年6月に施工されました。主な改正点は以下の通りです。
- ◎足場からの墜落防止措置の充実
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- クサビ・単管など枠組み足場以外の足場については、手摺の高さを現行の「75cm以上」から「85cm以上」に改めるとともに、中さん(高さ35cm以上50cm以下)の設置が義務化されました。(指導ではありません)
- ◎物の落下防止措置の充実
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- 幅木(高さ10㎝以上)または、防網又はメッシュシートの設置等が義務化
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【ビケ足場にフィットしたダイワ独自の鋼製幅木】
ダイワでは、現行法に準拠した足場施工を実行しています。
幅木についても、ビケ足場にフィットした鋼製幅木を独自に改善・改良しました。L型アタッチメントを取り付けることで、足場との隙間をなくし、作業空間を確保することができます。
- ◎始業時・組み換え時・悪天候時における足場点検の義務化
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- 事業者または注文者(元方)は現場終了(竣工) まで、足場の安全点検結果を記録し保存することが義務化されます。
足場における作業を行うとき、作業を行う足場の部分について、作業を開始する前の点検が義務化されます。
足場の点検実施者の選任については、「足場の点検の実施者については、法令上、資格について定めていませんが、原則として、足場の組立て等作業主任者、元方安全衛生管理者等であって、足場の点検について、労働安全衛生法第19条の2に基づく足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受講している等十分な知識、経験を有する者を想定しています。」とパブリックコメントに対しての回答としてあります。 - ダイワでは、150名を超える足場作業主任者能力向上教育修了者が在籍しています。
- 事業者または注文者(元方)は現場終了(竣工) まで、足場の安全点検結果を記録し保存することが義務化されます。